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【突撃取材】神奈川の司法書士長谷川純平事務所さん

第8回になりました、不動産屋さん、業者さんを取材する「突撃取材レポート」。今回は、初めての、司法書士さんのご登場です!神奈川で活動している、司法書士の長谷川純平さんよりお話を伺います。

--------編集部
まず最初に、「司法書士さん」ってどんなお仕事なんでしょう?わたし自身、記憶にあるのは、編集部の事務所を購入する時の、重要事項説明にいらっしゃって、時間が無いと急いで書類をお持ちになって途中退席される方・・・というのが、司法書士さんのイメージです!(笑)
と、これでは、わからないですよね。どんな仕事なのか簡単に調べてみました。

依頼を受けて登記、供託に関する名義変更や遺産相続などの手続きの代理及び、裁判所・検察庁・法務局又は地方法務局に提出する書類の作成等の法律事務業をする国家資格の方、ということだそうです。こういう特別(?)な状況にならなければ、お願いしないであろう、司法書士さん。長谷川さんの「司法書士」の道を選ばれた、きっかけは、なんだったのですか?

--------司法書士長谷川純平事務所さん(以下、長谷川さん)
学生時代に法学部で法律を学んでいました。私が就職するころ(平成12年頃)は、日本は大不況で、民間に就職するよりは何か手に職を持ちたいと考えました。そこで出会ったのが司法書士という資格でした。司法書士は、争いを未然に防ぐために法律を活用できる資格です。いわば、調整役のようなイメージでした。弁護士という選択肢もあったのですが、口がうまいほうではなく、また、争いの中に飛び込んで意見を戦わせるより、争いを未然に防ぐ調整役のほうが性格的に合っていたので、司法書士は自分にぴったりの職業だと思い、この業界に飛び込みました。

--------編集部
なるほどお。ご自分の性格にあっていた、ということですね。実際に、働いてみて、どうですか?

--------長谷川さん
5年ほど、別の会社で経験を積ませていただきました。やってみて、わかったことは、この仕事は、一字一句の正確さを求められます。たとえば、名前一つ書くにしても「神崎」なのか「神﨑」なのか区別して書かなければなりません。一言で言うと、細かい。もともと大雑把な性格なので、非常に細かいところまで一つ一つを丁寧に仕上げていかなければならないことに非常に苦労しました。

もちろん、嬉しかったこともあります。本当に困っているご依頼者の相談にのって、その問題が自分の持っている知識、経験、法律によって解決し、ご依頼者から「ありがとうございました。本当に助かりました」といわれたときの充実感と満足感はなんといっても最高でした。

--------編集部
そうですよね。専門的な分野になりますから、高度な知識も必要でしょうし、求められるものも大きいかと思いますが、ご依頼者の方に、役立って、喜んでいただけることが一番ですよね。その他、心に残ってることなど、ございますか?

--------長谷川さん
当時の会社で教わったことなんですが、①部下を信じること。いろんな仕事をすべて任せてくださいました。そのおかげで、指示があるのを待つのではなく自分が何をしなければならないかを自分で考えて動けるようになりました。  
②ミスをチャンスだと思うこと。仕事が細かいのでミスをしてしまうとが必ずあります。ご依頼者に迷惑がかかることもあります。しかし、ミスをしてしまったことをくよくよ考えるより、その後の処理をどのようにうまくやっていくかが重要であることを教わりました。実際、ミスをして迷惑をかけてしまった依頼者のほうが、私の顔や名前を覚えていてリピートしてくださいました。事後処理をきちんと行えたからだと思います。

--------編集部
う~ん、素敵な上司の方(職場)に恵まれて、ありがたいですね。そういう場にいなければ、わからなかったことだと思います。「自分で考えて動ける力」って、どの仕事においても、必要で、どこに行っても求められるものですよね。
わたしも仕事でミスをして落ち込んだりしますが、そこに時間を費やすのではなく、どうやって最善を尽くすか、「ミスをした後」にどうやって対応するかが、次に生きる、次に繋がるきっかけになるのかもしれませんね。長谷川さんは、その後、なぜ独立しようと思われたんですか?

--------長谷川さん
独立を考えたのは、24歳からで、企業の歯車になるのが嫌だったんです。いろいろな人とかかわり、ひとの輪を広げていきたかったのです。今の職場は、アットホームな雰囲気です。内部でギスギスしていては、その雰囲気が依頼者に伝わってしまいます。何でも気軽に相談できる雰囲気を作るようにしています。
今のところ社員はいませんが、将来雇うことになったら、部下を信じること、部下のミスを責めないこと、共に成長していくことを実践していきたいです。

--------編集部
なるほど。長谷川さんが、勤めていた会社で、上司から仕事を任されたように、ですね。長谷川さんの司法事務所は、神奈川にあるんですよね?

--------長谷川さん
そうです。事務所のある、藤沢市は、都心まで1時間もあれば行くことができます。また、箱根などの避暑地にも1時間で行くことができます。海も近く簡単に遊びに行くことができますし、自然もたくさん残っているので、最高の場所だと思います。農家も多く、ご高齢者の相談に乗ることができるのも良いです。

まだ事務所を立ち上げたばかりですが、今後、団塊の世代の高齢化に伴い、法律上の様々な問題が出てくると思います。たとえば、認知症の増加により、高齢者の代わりに法律手続きを信頼して任せられる専門家が必要とされてくるでしょう。湘南地区で地域密着型を目指し、高齢者の支援を行っている団体を支援しつつ、地域の活性化に貢献できたらと思っています。

--------編集部
うーん。団塊の世代というと、ちょうど、わたしの親くらいの年代になりますが、これからは、ますます、若者一人あたりで支える高齢者の数が増えていくでしょうから、他人事ではありません。身寄りがいない、いても離れて一人で暮らしている高齢者の方も増えるかもしれません。いずれにせよ、高齢者や若い世代にもわかりやすい、入り込みやすい雰囲気ですと、大変ありがたいのですが。

--------長谷川さん
私自身、司法書士の仕事は、法律家というよりは、ボランティアもしくは法律サービスの提供をしていると考えています。今までの法律家のイメージだと堅苦しく、敷居が高いというイメージだったかもしれませんが、むしろ、相談しやすくアットホームな事務所です。
依頼者の立場から考え、難しい法律用語は使わないようにして、少しでもわかりやすく、費用の面でも事前にきちんと納得いただけるまで説明するようにしています。

--------編集部
そのようにおっしゃっていただけると、依頼する側としては安心します。すごく高学歴な人がなって、法律法律で、ばっさばっさと、機械的に処理されてしまうのかなと思っていたので、ほっとします。司法書士さんのお仕事で、将来的に考えていることなど、ございますか?また、コスト的なものは、どうでしょう?

--------長谷川さん
業界全体のコスト(価格)は適正だと思っています。扱う財産が不動産という高額なものであるため、その分責任も重いです。だまされたり、なりすましによる登記が行われてしまう可能性も考えると、常に緊張感を持ちつつ仕事をしています。時々、価格を下げて仕事量を増やそうという考えを耳にしますが、そのようにしてしまうと一件一件の案件に費やせる時間が減ってしまいます。そうなると、ミスや詐欺を見分けられなくなるということも出てくるでしょう。そのようなことから、現在の価格は適正とみています。

--------編集部
遺産相続などは、何代も前にさかのぼったり、とても込み入った案件などもありますでしょうから、ややこしい分、間違えの無いよう、時間も労力もかけて作って頂くんですものね。じっくり取り組んで頂けるほうが、安心してお願いできます。

--------長谷川さん
将来的に考えてることは、この業界にもIT化の波が押し寄せています。今後様々な法律手続きが、役所に行かずにオンラインで申請ができるようになっていくと思います。ただし、その分情報が盗まれたり、勝手に自分の情報を書き換えられたりする可能性も増えてくると思います。
たとえば、一昔前までは、家の権利書が発行されていたかと思いますが、今ではパスワードが発行されるようになっています。パスワードは権利書とは違い、情報なのでひとたび盗まれてしまうと、極端な話、何百人もがその情報を知りえてしまいます。そうした個人情報の管理や不正な法律手続きを少しでも防ぐことができるよう、登記のご依頼があった時には本人確認を厳格に行うようにしています。
一方、手続きがオンラインでできるようになるため、その分浮いた時間を、ご依頼者との相談にあてていきたいと思っています。

--------編集部
インターネットでのパスワードに対する考え方は、日本人は甘いかもしれませんね。小中学生、子供向けのオンラインゲームなどでも、パスワードが盗まれた云々の声が頻繁にあがってたりします。また、普通に学校名や電話番号などを、安易に掲示板で書いたりと、個人情報に無防備すぎる場合もあります。子供だからと暢気に見過ごしていると、大人になっても、危機感をもたずにいる可能性がありますから、オンライン手続きの前に一般的な、気をつけなければならないことを知って頂かないと、便利なことも危険と背中合わせですね。ところで、司法書士である、長谷川さんから見て、不動産問題で多いと感じるのはなんでしょうか?

--------長谷川さん
賃貸でよく問題になるのは、明け渡しや敷金の返還についてです。借主が賃料を支払わず、明け渡しを請求しても、なかなか出て行ってくれないので困っている大家さんもいます。また逆に、賃貸借契約終了の際、敷金を返還してもらえない借主の方もいます。そうした問題を未然に防げるように、賃貸借契約時に不十分な賃貸借契約を結ばないように援助していけたらと思います。そして、問題が発生したら、即時に問題解決できるよう法律を活用するようにしています。
不動産業者さんで多いのですが、売買取引の直前になってから連絡を受けることがあります。そのようなときに限って、書類の不備や権利関係の不備が問題になることがあります。十分前もって連絡をいただけたら嬉しいです。

司法書士として、特に気をつけているのは、不動産というのは、高額の財産であるため、万が一にも間違いがあってはなりません。詐欺により、お金を支払ったのに権利が移転できないということが絶対にあってはならないのです。そうしたことのないよう、人、もの、意思の確認を厳格に行うようにしております。

--------編集部
う~ん。厳格に。ですかあ。重みがありますねえ。なんか、こう、現場で働く不動産屋さんと、たった一度のお見合いに緊張してドキドキしている契約者の方、両方にミスが無いか、きっちり確認して、法に基づく書類を作成するということで、双方のアドバイザーみたいな役割に思えてきました。この取材をするまで、司法書士さんのHPなども、意識して、拝見したことがありませんでした。

--------長谷川さん
この業界は、インターネットをひどく嫌っている方が多いように感じます。私はインターネットは生活を便利なものにする一つのツールにすぎないと考えています。もちろん、危険性もはらんでいますが、やり方によってはインターネットを利用してもっと法律を上手に活用できる一般の方が増えて行ってくれればと思っています。ですので、自分自身、ホームページを使って、もっと多くの情報を発信し続けていきたいと考えています。

--------編集部
今回、長谷川さんから、お話を伺うまで、正直、あまり「司法書士さん」の仕事がよく見えていませんでした。でも、お話を伺って、大変なお仕事なんだなあとわかりました。そんな、長谷川さん、常日頃、仕事や生活する上で、大切にしていることなど、ございますか?

--------長谷川さん
あります。「受けるより与えるほうが幸福」ということです。誰かに何かを与えられて、相手が喜んでいる姿を見れることほどうれしいことはありません。自己満足にとどまらず、一緒に喜べるからです。あと「プラス思考」も大好きな言葉です。どんなに難しい状況でもこの二つをモットーにしています。

この仕事を続けていくのに、なにより大事なのは、培った人脈だと思います。人と人とのつながりを大切にもっともっと増やしていけたらと思っています。
私は、ラーメンが大好きで、特にとんこつラーメンが好きなのですが、行きつけの美味しいラーメン屋さんがあるんです。体だけでなく心も温めてくれるラーメン屋さんなんです。そんなラーメン屋さんのような事務所にしよう!そう願う今日この頃であります。

--------編集部
う~ん。会社で育てて頂いたご恩を、新しい職場で、地域で、依頼者の方に、仕事を通じて恩返しをする、それが人と人とを繋げていくんですね。長谷川さん、どうもありがとうございました!家のタネでは、初めての司法書士さんの突撃取材でしたが、お読み下さってる皆様に、少しでも、司法書士さんという仕事が身近に感じていただけたら、嬉しいです!それでは最後に、長谷川さん、皆様へメッセージをどうぞ。

--------長谷川さん
神奈川県藤沢市、鎌倉市、横浜市の「司法書士長谷川純平事務所」です。私にとって、この仕事は、人助けの手段です。医者が人の命を助けるのと同じく、法律は人の生活を守るものと日々感じています。ご相談を受ける中で、 あの法律や手続を知ってさえいれば、こんな問題にはならなかったのに・・・ということが本当にたくさんあります。ご家族や生活を守るために法律を活用してほしい、難しい法律と人をつなぐ架け橋になりたいと心から願っています。

司法書士長谷川純平事務所さんのサイト

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