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家賃踏み倒しに泣いた大家さん物語・第5回

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家賃踏み倒しに泣いた大家さん物語・第5回
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001

5、かつら大根氏の過去が明らかに!

大家さんが8ヶ月分滞納の話をしてきたのは師走の12月でした。
まず、ちゃぶ~は大家さんから
今回の滞納家賃問題解決についての 「委任状」 をもらいました。

もともと、かつら大根氏を仲介・紹介したのは如何社であり、
本来ならこういったトラブル解決は
如何社が責任もって対応すべきことなのです。
しかし、今回大家さんが頼ったのは、つちいろ社です。

次に、ちゃぶ~はかつら大根氏の身辺調査から始めました。

ちゃぶ~の調べでは、どうやらかつら大根氏は
多重債務者で計画的な家賃滞納常習者だったのでした。

今までの賃貸物件も連帯保証人は娘夫婦に許可なく自分で必要書類を書き、
最初の数ヶ月だけきちんと家賃を払い、その後は滞納を始める。
たいてい、保証人に連絡がいくが、娘夫婦も毎回のことなので
「自分達には関係ない。縁を切った。」
と、決して滞納家賃を支払うことはない。

本人に強制退去をチラつかせても
「債務を整理していて、整理し終わったらお金が戻ってくるので
 そうしたらちゃんと払う。」
と言って、のらりくらりと話をかわし、退去する気配を見せない。

業を煮やした大家、管理会社によって裁判の申し立てが行われる。
裁判は早くて半年、長ければ1年近くかかり
その間も滞納家賃は膨らんでいく、そして裁判所の判断は決まって
「最初の数ヶ月は家賃の支払いがあるということは
 最初から滞納する気はなく、事情があって払えない。
 支払いの意思はあるわけで、悪い人ではないから、
 分割払いで住んでもらうか、滞納分を諦めて
 強制退去のどちらかで和解をしなさい。」
・・・になってしまう。

仕方なく 「強制退去」 を選ぶ大家と管理会社。
こうしてかつら大根氏は最初の数ヶ月だけしか家賃を払わず、
強制退去の日までずっと 「住んでしまえばこっちのもの」 
で居続けたのである。

追い出されたら娘夫婦の家に転がり込み邪魔にされながら
しばらくするとまた、ふらりと行方がわからなくなる。
そしてまたどこかに入居して、家賃滞納を繰り返す
といった有り様だったのでした。
そして、今までも幾多の紙の約束を破ってきたらしい。
実際にちゃぶ~自身も、かつら大根氏と面会、交渉の中で
文書の約束をしたことがありましたが、やはり守られませんでした。

「奴は、嘘つきです。平気で堂々と 『約束します』 と言います。
 言うのも署名するのもタダですからね。
 でも実際、約束を守ったためしがありません。
 いつも、言い訳、言い訳。
 一筆書けと言えば詫びながら書きますが、それも言い訳です。
 まったく信用できません。奴も含めて家賃滞納常習者にとって、
 紙の約束なんて恐くもなんともないのです。
 はっきりいって、食い逃げと同じですね!
 詐欺師と一緒です。家賃滞納は犯罪と同じなのです。」

大家さんが泣きたくもなるわけですね。

「娘さんの話では、かつら大根氏は娘さんが物心ついた時には、
 すでにこんな暮らしを繰り返していたようです。
 子供にはとても辛かったろうと思いますよ。あちこちで金を借りては踏み倒し、
 毎日のように借金取りや不動産業者から取り立てがくる。
 恐い思いもたくさんしたと思います。

 そんなふうに家族にも他人にも迷惑をかけ続けながら、
 それでも平気で嘘をつき騙し家賃を払わず居座り続け、
 裁判になっても強制退去の判決の日まで住み続けられて、
 しかも滞納分は払わないままでいられることを覚え、
 味をしめて、家賃滞納常習者になったのです。

 もう、いい歳をした年金受給世代なのに、
 人様に迷惑をかけっぱなしの人生なんて…
 そんな奴だからこそ、きちんと教えないといけません。
 人として生まれてきた以上、
 最後には人としてのまっとうな義務を果たしてもらいたいですからね。」

かつら大根氏が手ごわい家賃滞納常習者と知ったちゃぶ~。
秘策はあるのか!?

・・・第6回に続く!

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