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家賃踏み倒しに泣いた大家さん物語・第6回

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家賃踏み倒しに泣いた大家さん物語・第6回
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001

6、大家さんは、どうしたらよいの?

裁判をやっても強制退去の日まで滞納したまま住み続けられる
と知っているかつら大根氏にとって
裁判は願ったり叶ったり嬉しい状況となる。

同じ事をして喜ばせては意味がない。
使ったものは返す。払うべきものはきちんと払う。
この当然のことをわからせるためには、どうしたらよいのか。。。

まず、ちゃぶ~は大家さんに懇々と説明をします。
滞納する人間が一番悪い。
ですが、滞納者を甘やかしてしまう大家さんのほうも
根本から気づいて頂かなくてはなりません。

「いいですか。貸主と借主の関係というのは 『貸す』 『借りる』 
 という、人と人との信頼関係の延長線上にあるビジネスなんです。
 自分の資産を貸すという行為に対して、
 支払われるべき家賃が支払われない瞬間にビジネスは決裂し
 貸主と借主の信頼関係は破綻したことになります。
 ここで貸主、大家さんが 『ちょっとぐらいなら…』 と
  “情け” をかけることがよくあります。
 でもそれは、情けの意味を勘違いしています。
 可哀想だから、気の毒だから、辛いのもわかるから、
 しつこく言いたくないから、嫌われたくないから、恨まれたくない。
 だから、待ってあげる。
 それは、 “本当の情け” ではありません。
 そんなものをかけるから、相手はつけあがるのです。
 本当の情けとは最初の時点できっちり取り立てることなんです。
 債務を拡げないこと、拡がることを防ぐこと。
 これが本当の情けではないかと思いますよ。
 間違った情けをかけるからズルズルと債務が増えていって
 とうとう支払えなくなり最後に一番困るのは当の本人ですから。」

大家さん、今までそんなこと考えたこともありませんでした。
思い当たることもいっぱいで、返す言葉もありません。

「入居者と連帯保証人は“=”(イコール)で考えるべきです。
 入居者と同様に、いやそれ以上に信頼できるかどうか。
 よくよく調べること、見極めることが肝心です。
 といっても、警察や探偵ではありませんから
 細かいところまではわかりません。
 しかし、紙切れ一枚の決まり事と、管理会社に任せっきりにして
 自分は知らない、わからないで済まさず、
 入居させる時は入居者との関係や事情をよく確認しておくべきです。
 いずれにしても連帯保証人は入居者本人よりも大事な相手だ
 ということを意識しておくべきでしょう。」

連帯保証人は、いざとなったら家賃を払ってくれる人。
大家さんは、そんなふうにしか考えていませんでしたから、
最低限収入があれば、それでいいくらいにしか思っていませんでした。
ここでも目から鱗です。

ちゃぶ~は続けます。
「貸家業というのは、遥か昔からある
 堅実な商売(=ビジネス)として今も続いています。
 やるなら小遣い稼ぎのアルバイトのような片手間ではできません。
 大家さんは財産である土地、建物を
 商品として常に磨いておかなくてはなりません。
 維持管理にはお金も時間も労力もかかります。
 しかし、たくさんの人に入居してもらいたい、
 空いた部屋を早く新しい人に入ってもらいたいと思っても、
 なかなか一人の力では入居者を探したり集めたりできません。
 そこで、仲介・紹介する不動産業者、管理会社が登場するのです。

 今の時代、大家さんは不動産業者、管理会社に費用を払って
 広告を出すことで、入居者を募集してもらい
 契約から家賃管理、退去まで全部任せていますよね。
 家賃滞納も発生した時点ですぐに管理会社に連絡して
 処理を任せることも多いと思います。
 仲介業者、管理会社というのは入居者を募集するために、
 自分の会社の看板を使って広告を出します。
 その対価として広告費や委託料を大家さんからいただくのですが、
 その費用の中には大家さんに対する “信用” も含まれます。
 要するに我々は本来 “信用” という商品を
 大家さんに買っていただいて商売が成り立っているのです。
 これは入居者に対してもそうですが、仲介手数料という費用を支払った分、
 不動産業者、管理会社はその費用に見合った仕事をするべきなのです。

 如何(いかが)社は大家さんの物件入居者から出た『家賃値下げ』問題すらも
 大家さんと入居者の問題なのだからと何一つ、とりあいませんでしたよね。
 如何社は大家さんに対しても、入居者に対しても
 手数料という “信用” の対価をもらっている以上、
 最後まで責任ある仕事をすべきなのです。
 目先のお金だけ得て、その場限りの仕事をするなんて、
 それこそ “いかが” なものでしょう?
 お金を出している消費者の希望する仕事をしないのであれば、
 払ったお金を返してもらうよう要求することも一考です。
 返せないというなら仕事をすることです。
 大家さんは、どんどん不動産業者、管理会社を使って
 払ったお金に見合った仕事をさせるべきなのです。」

ちゃぶ~の言葉に大家さん、ほほぅと感心しきり。
もっと早くあなたのような不動産屋さんに会いたかった!
そして、今度からはあなたの会社にお願いするわ! と、涙ながらに・・・。

「ありがたいのですが、
 その前に片付けなければならない問題が山ほどあります。
 如何社には前述のような姿勢で臨めばよいと思います。
 問題は、家賃滞納者かつら大根氏です。
 かつら大根氏は、紙の約束も平気で破る嘘つきです。
 そして裁判には慣れてしまっていて、恐いものはないのです。
 裁判所を使わないで強制退去させる方法を考えないといけません。
 もちろん、出ていってもらいますし、
 払うべきものはしっかり払ってもらいます。」

こうして、かつら大根氏とちゃぶ~の戦いが始まりました。

・・・第7回に続く!

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