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【JBA】 不動産プレスリリース

公開単行本

  • http://book.buyers-agent.or.jp/

    ローコスト住宅にチャレンジ!!  700万円台で注文住宅を建てた―マイホーム建築奮闘記― 話題の単行本を完全公開していきます

5.企画レポート Feed

その火災保険、見過ごしていませんか?

自動車の免許を持ってる方は、自動車保険に入られていると思います。
同様に、家を買った、所有している、もしくはアパート、マンションなどを
人に貸している場合などは、「火災保険」や「地震保険」「家財保険」
に入っている方も多いと思います。

しかし、生命保険もそうなのですが、
損害保険って、いまいち、よくわからないですよね。
転ばぬ先の杖、という感覚で
「とりあえず」入っている方が多いのではないでしょうか。
とりあえず、入って、毎月、お金を払っていれば、
「とりあえず何かあった時、それなりに補償してもらえるのではないか」
と安心しきっている方が、ほとんどだと思います。
わたしも、そのひとりでした。

でも「とりあえず、それなりに」という漠然としたものでは無かったです。
非常に細かく、
「できることとできないこと」が明確になっています。
場合によっては、掛けた本人が損をすることだってありえます。
全部をオールマイティにカバーしてくれるわけではないのです。
大切なのは、
「あなたが掛けている、保険の内容」
なのです。

■保険の見直しと再契約■

編集長は、事務所物件(&別荘含む)として、マンション3部屋、
一戸建てを3軒と、全部で6軒所有しています。

編集長は、これら、それぞれの物件に「火災保険」をかけていました。
昨年、12月、保険の見直しが数年ぶりにあり法律が変わるため
今まで入っていた保険プランが無くなるので
別のプランに乗り換え、再契約しなければならなくなりました。

年の瀬も迫る28日に、最寄のファミリーレストランで待ち合わせ、
テーブルの上で関係書類の山が飛び交う中、ぜんぶの契約書の書き換え、
押印、サイン、お金を払ってと、てんやわんやなことになってました。

火災保険とひとくちに言っても、いろいろありまして、
その建物に「実際に住んでいるか、いないか(別荘、空き家など)」や
「事業用物件(倉庫だったり、事務所など)」かどうか、
で、補償内容も変わってきます。

昨年買った、東金の事務所&別荘用物件は、
これから5年分保険をかけるのですが、今はリホーム前で空き家ですけれど
5年以内には確実に別荘として使用したり、もしくは売却することになるので
何度も考えた結果、普通の住居物件で契約させてもらったり、
マンションの一階にある事務所の場合は、事業用プランで、
共用部分の補償などもありと、細かく設定できて助かりました。

また、東金物件は、あまりにも売買価格が安すぎ、
補償額が高すぎるので、価格に見合わないという事態がおきるも、
保険会社さんの裁量で折り合いをつけてもらえて一件落着。

勿論、それぞれ、地震保険もつけ、万が一、失火して
近隣に火災被害をだしてしまった場合のお見舞金のための
「類焼(るいしょう)」もつけました。

それにしても、それぞれの物件で、地震保険の関係か、
新築年月日の確認が必要で、登記簿や当時の重要事項説明書など
あっちこっちひっくりかえし見せて、大変でした・・・。

保険の担当の方は
「それにしても(東金)は安いですね。こんな価格で買えるんですね。
 全然知りませんでした。都内じゃとてもとても考えられません。」
と感心&驚いていて

「この価格で売っていたんですよ。他にも、こんなふうに…」
と、持っていたちらしを見せる編集長(笑)

「・・・いっぱい物件をお持ちですが、投資目的で購入されているんですか?」

「いえいえ、現金で残しておきたくないんです。
 安くて面白い使える物に変えたいんです。
 家やマンションなら、自分も使えるし、
 人に貸せるし、いざという時、肉親も住める。
 もっといいのがあって、使わなくなったら乗り換えて売ればいいし。
 この6軒の購入金額あわせても、都内の一戸建て買えませんけどね(笑*)」
と、
和気藹々、乗り換え契約は無事に終わりました。

■借りている方、保険、わかってます?■

ひと段落したところで、かねてから漠然と気になっている質問をしてみました。
多分、賃貸アパート、賃貸マンションを借りたことがある方は
一度は思ったことがある疑問では?

「よく、アパートやマンションを借りる時、
 契約で「火災保険(2年分)15,000円)」と最初から書いてあって、
 それは当然借りたお部屋で火事を出したら大家さんに迷惑がかかるから、
 そうならないようにするために入るべきもので、
 何の疑問も無くお金を払って入ってましたが、
 いったいどういう内容なのかは、実はさっぱり知りませんでした。
 お金を払った領収書しかもらってないし、証書があるわけでもないので
 2年で更新するたびに不動産屋さんに請求されて
 言われるがまま払ってきましたが、
 これで、万が一、自分の部屋で水漏れ起こしてしまった、
 あるいは、上の部屋からの水漏れ被害にあった場合、
 この保険でまかなえるんですか?」

すると、担当さん曰く、
「皆さん、知らないで入ってるケースが多いんですよね。
 不動産屋さんも説明しないし、不動産屋さんも知らないことが多いし
 不動産屋さんによっては、大事な特約をつけていない場合がある。
 ですから、きちんと、自分はいったいどんな保険に入っているのか、
 調べたり質問したりして内容を知っておく必要があります。

 一般的に火災保険は、借主の借りた部屋の家財にかけます。
 ですから、自分の不注意で水漏れや失火を出し、
 自分の部屋の家財をぬらした、壊した、
 建物自体に損傷が無い場合は、その保険を使うことになります。
 しかし、失火や水漏れをして、建物自体も破損したような場合は、
 貸主であり建物を所有している大家さんに弁償する為の特約
 「借家人賠責」をつけていれば、その保険を使って、
 大家さんに賠償金を支払うことができるのですが、
 これに入っていない場合は、個人賠償(個人負担)になってしまいます」

「えー!!(驚*)そんな特約、知らなかった!!!」

「水漏れ被害を受けた場合は、出した人の保険で、
 被害を受けた家財を補償して頂くことになり、
 建物の補修は、『借家人賠責』を使って大家さんに賠償するということです。」

(編集長から補足があって、
 水漏れは、まず、原因特定が一番大事。
 建物の方に問題がある場合もある。排水管が老朽化していたなど。
 とにかく原因を調査してもらうことが最優先です。)

「でも、保険金を払う会社は、ちゃんと水漏れを起こした人に
 その分の金額を請求するんですよ。払いっぱなしじゃないんです。
 それは保険会社同士で話し合い、請求しているので、
 当事者本人が知らないあいだにされてることが多いです」

そうなんだ・・・。保険さえ入って保険金さえ払っていれば、
あとはもう一円も払わなくていいのかと思ってましたが、
自分が原因の場合は、保険会社から請求がちゃんと来るんですね。
そんなことも、全然知りませんでした~こわいこわい;;;;。

(でも、過失で火事が出て、お隣も焼けてしまった場合、
 民法では、失火者に損害賠償請求できないそうなんですよね。
 やはり、火災保険は自分で入ってないと・・・汗汗;)

賃貸アパート、賃貸マンションに住んでいる方、
もしくはこれから借りる予定の方は、是非、契約書を見直してみて、
自分の入っている「火災保険」に「借家人賠償」が入っているかどうか、
確認されることをおススメします!

■自分の保険に、もっと興味を持とう!■

最後に、担当の方が
「自分の入ってる保険が、どんな時に使えて、どんな時は使えないのか、
 もっと保険の中身、内容を知って頂きたいです。
 意外と皆さん、知らないで、自力で自費でなおしちゃったりするんですよ。
 壁に穴あけちゃったと、自分で修理された方もいました。
 お金払っているのに、これでは保険が使えません。
 せっかくの保険ですから、有効に使ってもらいたいです」

なるほどねえ~。まだまだ奥が深そうな火災保険でございますよ☆

皆さん、ほとんど、めんどくさくて、
小さい文字が並ぶ約款を読まれていない方が多いと思いますが、
ご自分が入られた保険の補償内容、補償範囲を知っておく、
把握しておくことは、とても重要ですので、
時間をかけてでも、きちんと目を通しておくことが大切ですね!

編集長の入っている保険は、
特に「設備」に対する適用範囲が広いのが特徴だったので契約しています。
そのおかげで、
 ・水漏れ→無料対応
 ・電気温水器修理→保険対応
 ・トイレタンク破損→無料対応
と、
たいへん助かっています。
また、
 ・外出先での眼鏡の紛失
も、保険でまかなうことができました。
ビックリでしょ?(笑)

保険の内容自体、いろいろあります。ほんとうに、様々あるんです。
オプションなども合わせれば、どれにしようか迷うくらい!
こっちを選んで、こっちを選ばないと、どんなことがプラスなのか、
何がマイナスになるのか、ごちゃごちゃになります!

そして、保険会社さんも、たくさんあります。
編集長は、電話したりメールしたのに、返事が返って来ない、
間違って登録された、書類を切手不足で送られたなど、
対応の悪い、こちらの要望通りの仕事をして頂け無い担当さん
に嘆いて、代理店を変えたことがあります。
これはとても勇気が要ることですし、面倒で厄介なことです。
でも、やはり、大事な「保険」です。
大切な個人情報や財産内容などを託して契約手続きを依頼するのです。
双方、時間や労力、手間隙がかかるのは当然です。
そこをきちんと割いて対応して頂ける保険屋さんでないと信頼できません。

皆さんがご自分で働いたお金で毎月なり毎年払っている保険です。
大事な家や家財を守る為にかけている保険です。

機会がありましたら、一度見直してみる、内容をよくよく読んで
把握、理解されることが、貴重な第一歩、転ばぬ先の杖となることでしょう。
わからないことや、疑問があったり、
今度引越をする、家を買う予定、子供の出産予定など、
何かの折には、もっと気軽に窓口にご相談に行かれると、良いと思います。

皆で、保険を、上手に有意義に使いましょう!(^0^)/☆

業者さんからのレポート 「不動産物件情報のIT化」

このサイトをご覧になってる不動産業者さんは、少なくとも、パソコンがあってインターネットを見ることが出来て、ブログを書いていたり、自社サイトを作って運営したりして、物件を紹介し、賃貸、販売のための広報、情報宣伝のためにインターネットを積極的に活用している方々だと思います。

今回、Fudosan.JPでは、サイトを作る側の仕事に携わっている業者さんから、レポートを頂戴しましたのでご紹介させていただきます。少しでも、今、インターネット、サイトの活用法に疑問、不安をもたれている方には何らかの布石になるかもしれません。どうぞご覧下さい!

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「不動産物件情報のIT化」
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■はじめに
私は、愛媛県松山市でWEBシステムの制作・運営をしている「リトルネット」の森彰と申します。不動産物件WEBシステムの開発・提供に伴い、不動産事業者の方々にとってどのようなシステム・機能があると便利なのか、情報を参考にさせていただきたく、Fudosan.JPへの参加申請をさせて頂きました。

当方、業種が不動産業ではなく、WEBシステム開発で、不動産物件用WEBシステムの提供を行っておりますことから、不動産関係のWEBシステムに関するレポートをこの度作成致しました。自社宣伝のみにならず、他のシステム、および、不動産物件検索サービスに関する料金や機能などの調査レポートという形で調べたものになります。

はじめに 1990年代中頃からインターネットが普及し始め、既に15年あまりが経過し、様々な情報や物品の販売が、実店舗からインターネットの中へ移って来ています。インターネットの利用者人口も1997年の約570万人から、2008年では約9000万人となっています(総務省調べ)。

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賃貸のアパート・マンションを探す手段は、以前は町の不動産屋さんの店頭に貼られている物件情報か賃貸情報雑誌のどちらかでしたが、現在ではインターネットの普及率が格段に高まり、まずはパソコンから賃貸情報をネットで探すことが主流となっていると思われます。 これらの事より、不動産情報のIT化・WEBサイト掲載に関する情報や考察などをレポートします。


■不動産情報のWEBサイト掲載方法と比較
不動産情報をインターネット上で公開するには、現在、主に以下の2種類の方法が考えられます。 1つは、不動産情報の各種ポータルサイトに、自社管理の物件情報を掲載する方法。 2つ目は、自社のホームページを制作し、自社のホームページ上に物件情報を掲載する方法です。 それぞれのメリット・デメリットは以下の事などが考えられと思います。

●不動産ポータルサイト掲載●
メリット
     ・インターネットからの集客が期待できる。
     ・申し込めばすぐに利用可能である。

デメリット
    ・不動産ポータルサイトに掲載する時間、労力がかかる。
    ・年間数万~数十万の費用がかかる。

●自社サイトに掲載●
メリット
    ・初期制作時に費用がかかるが、その後はあまり必要ない
     価格は、制作費用及び、各サーバー会社、ドメイン維持管理費
     などサービス内容により差があるため、
     おおむね、10万~100万くらいのようである。
    ・自社の要望や特徴を生かした掲載方法やWEBサイトにできる。

デメリット
     ・自社サイトに掲載する時間、労力がかかる。
     ・更新が少なかったり情報量が少ないと見劣りする。
     ・デザインセンスや文章、写真などで会社を判断される可能性がある。
     ・掲載内容の責任を問われる可能性がある。
     ・自社サイトが閲覧されないことには集客が期待できない。

費用面で見れば、不動産情報のWEB掲載は、不動産ポータルサイトより自社ホームページ上に掲載した方が安く感じますが、インターネット上に物件を掲載する目的が集客目的であるなら、たとえ自社ホームページの方が経費的には少なくても、不動産ポータルサイトへの登録を行わなければ集客は期待できないと私は思いました。

物件を探す顧客は、GoogleやYahooなどの検索サイトからではなく、不動産ポータルサイト、それもできるだけ登録情報が多い不動産ポータルサイトから物件を探そうとするのではないかと考えられます。

ただし、物件数の多いポータルサイトは、同じ条件で検索した場合に競合物件も多くなるので、その中で個性がある物件、或いは上位の好条件の物件でないと、問い合わせが来るところまでは行かないかもしれません。

これらの事から考えますと、集客目的であれば不動産ポータルサイトに物件を登録した方がよく、自社サイトで不動産物件を掲載する場合は、ポータルサイトからの問い合わせがあった顧客や直接訪問のあった顧客への、より詳細な情報提供、他物件の紹介、或いは顧客対応履歴などの、業務支援を目的とした方が良いのかもしれません。

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■不動産ポータルサイト掲載にかかる費用
不動産ポータルサイト掲載にかかる費用は実際にどうなっているか、 物件掲載数が多いと思われる不動産ポータルサイトの料金に関して調査してみました。

A会社  約1,300,000件 
      初期費用0円、月額費用0円 問合せ1件につき3,000円

B会社  約1,300,000件
      初期費用20,000円
      月額(首都圏)7,500円(25件)~
      月額(地方等)3,500円(25件)~

C会社  約1,300,000件 初期費用15,000円 月額費用15,750円(20件)~

D会社  約1,000,000件 初期費用(不明)円 月額(不明)円

E会社  約1,000,000件 初期費用31,500円 月額12,600円(10件)~

F会社  約1,000,000件 初期費用(不明)円 月額(不明)円

J会社  約950,000件  初期費用10,500円 月額10,500円(5件)~

H会社  約700,000件  初期費用21,000円 月額10,500円(100件)~

I会社   約520,000件  初期費用(不明)円 月額(不明)円

J会社  約400,000件  初期費用30,000円 月額8,000円(100件)~

K会社  約50,000件  初期費用52,500円 月額10,500円(30件)~

不動産ポータルサイトの基本的な費用は上記のようです。初期費用や月額が不明、よくわからない会社も数社ありました。掲載件数、料金は2009年10月上旬時点で、インターネット上で掲載されている各種サイトの情報を収集したものです。数字は変動する可能性がありますのでご了承ください。

この他に、調べていて気になったのは、初期費用、月額費用無料で、問い合わせメール1件につき3,000円というユニークな料金体系の会社がありました。また、大手不動産会社の地方での料金が25件登録で月額3,500円となっており、これらから考えると、25件物件登録をして、問い合わせメールが実際に来るのは、平均、月に1~2,3件程度だったとしたら、 賃貸物件の成約1件につき数千円~1万円などは頷けますが、成約するかどうか解らない問い合わせ1件で3,000円費用がかかるというのは率直に、かなり高いのではないかという印象を受けました。

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■今後の不動産情報のIT化
以上のことからまとめますと、(1)不動産ポータルサイト各種のコンピュータシステム化は、主にその業務の効率化を図り、顧客にもプラスになるが事業者にとっても経費削減となり利益を増やすものでした。 しかし、もし多くの不動産事業者が、不動産情報のIT化(ポータルサイトなどの出現)により 「顧客は便利になったが、不動産事業者は良くなっていない」 と感じているようであれば、(昨今の経済状況もあるので一概には言えませんが)、不動産情報のポータルサイトは、不動産事業者の利益の一部がポータルサイト運営事業者に移っただけかもしれません。

そうであれば、今後不動産情報のポータルサイトは、情報を握っている不動産事業者のグループ組織自身が、不動産事業者にとって都合のよいポータルサイトを運営して、不動産情報を提供する方向を考える必要があるのかもしれません。

この場合重要と思われる事は、いかに多くの不動産事業者がグループに参加し、いかに多くの情報が掲載されるポータルサイトにする事が出来るか、といったところでしょうか。

(2)自社サイト また、不動産ポータルサイトとは別に、自社サイトに不動産物件情報を掲載するなどのWEBサイトは、新規の集客というより、業務を支援する為のWEBシステムとしての側面を考える必要があるかもしれません。

●編集部より●
リトルネットの森彰さん、どうもありがとうございました!
ポータルサイトって掲載するのにもお金がかかって、毎月お金払わなくちゃいけなくて、掲載数も決められていて、なんだか大変なんですね! はじめて金額帯を知ってビックリしました。こんなにお金かかるんですね、皆さん、すごいな~!!! でも実際問題、ポータルサイトに掲載している業者さんもたくさんいらっしゃるんですよね。自社サイトを作らず、こちらに専念している業者さんもいらっしゃることでしょう。

不動産業者さんの中には、インターネットが不得手で 「よくわからない(パソコンが、操作方法が、仕組みが、作り方が、やり方が)」 という方も実際にいらっしゃると思います、ましてやサイトの作り方、運営方法のプロフェッショナルではありませんから、正直作ったはいいけど、ちんぷんかんぷん、何書いていいのかわからない、日々の業務で忙しくておざなり・・・手入れのゆき届いていない荒地と化した寒々しい放置サイトというのも少なくありません。そんなことより、物件をどんどん紹介してもらって、少しでもお客さんを増やしていきたい。それはそれは切実な心情だと思います。

IT化という言葉自体が先を行ってしまい、残された私達がインターネットに振り回されていては本末転倒だと思います。身近過ぎるインターネット、それは百も承知だけど、だけど実際には足を運んで見てもらわなくちゃ話しは全然始まらない、という性格の不動産売買・賃貸業。ネットに力を入れることの意義・・・そんな疑問も大きく大きく渦巻いているのも事実でしょう。

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インターネットは数ウちゃ当たる、客寄せの為の宣伝行為と割り切っている業者さんもいることでしょう。でもお金さえ払えば、お金を出してサイトを作ってもらって、お金を出して広告を出すことさえすれば、お客様はたくさんくるでしょうか。売上げに直接結びつくでしょうか。そんな簡単なものではありません、お客様は絞りに絞り込んで調べに調べつくして、たくさんの埋もれるほどの吐いて捨てるほどある情報の海の中から、ほんとうに知りたい情報しか釣り上げませんし、不必要なものに手間を割くことを切捨て余分なものには目もくれません。時間や労力をかけませんし、足を運ぶことはありません。

また逆に 「大手だから信用したのに裏切られた」 と過大な期待を寄せすぎて失望されるケースもあります。いいと思って電話をかけて質問しても答えが返ってこない、歯切れが悪い、調べて連絡してとお願いしたのになしのつぶて・・・そんな業者さんも実際にいます。販売に直接繋がったかもしれないのに 「こんなやる気の無い業者なら、や~めた、感じ悪い!」 と思って次に行くのがお客様です。お客様はとってもとっても正直なのです。一度背を向けた業者には、お客様は二度と振り返らないのです。

ポータルサイトはたっくさんの情報の提供場、花壇があって風船が舞う、楽しさ溢れる彩り良い情報のテーマパークとして存在はしますが、実際の売買や気になる価格交渉、瑕疵担保責任や税金や解体や登記のこと、賃貸の重要事項説明などはしてくれません。実際に買ったり住むお客様と接するのは、ポータルサイトではなく、現場の不動産業者さん、なんですよね。幾ら魅力ある原石(物件)を持っていても、磨いてなければ腐っていくのです。お客様が安心してお願いできるかどうか、原石を生かすも殺すも不動産業者さんの人柄と手腕次第。そんなことをしみじみと考えさせられました。リトルネットの森彰さん、このたびは、どうもありがとうございました!

●キラリ確かな技術で WEBシステムの制作・運営 リトルネット
  愛媛県松山市古川南3-23-31 電話 089-905-0453
  http://little-net.jp/

データベース・地図・画像を組み合わせたWEBシステム、不動産物件の提供をしています。不動産物件の検索サイトの他、データと地図を組み合わせた様々なWEBシステムの構築が可能です。お気軽にお問い合わせ下さい。

企画取材 きちんとしてる大家さんは好きですか?

「手が汚れる仕事が好きなんです」
これは、日本全国、何百何千人といらっしゃる、
建築・土木・電気・工事関係など、
現場で汗だくになって働いている皆様に朗報です!

とある、大家さん業5年の女性の方から
家のタネ編集部にメールが届きました。

前回お届けした、御宿リゾートマンション計画の
エアコン工事のレポート
【ささやかリゾート計画】エアコン工事その1♪
http://report.ienotane.com/2007/10/post_65c4.html
【ささやかリゾート計画】エアコン工事その2♪
http://report.ienotane.com/2007/10/post_05db.html
を見て下さった、その女性、Sさんから、
貴重なご意見・ご感想を頂いたのです♪

「わたしは、ああいう、手が汚れる仕事が大好きなんです。
 何枚も写真が載ってて面白かった。是非、こういう現場の
 取材レポートをこれからも見せて下さい」

なんて素敵なご意見なんでしょう♪嬉しい限りです♪
喜んだ編集部ちてな、そのSさんにコンタクトを取って
ご対面してきました。

大家さん業5年目というSさんに、
大家さんて、どんなお仕事なんですか?と
素朴な疑問を抱き、お聞きしてきました。

特定の場所がわかってしまうと、賃貸業ですから
差しさわりがあると困りますので、
地域も伏せさせていただきますね。

Sさんは、もともと、親御さんがお持ちだった土地に、
親御さんと一緒にアパートを建てて、家賃収入を得ながら、
1階をSさんの自営業の事務所として使うことにしたそうです。
アパートを建てて、5年。いつもほぼ満室だそうです。

ずっとOLとして働き、頂いたお給料から
会社が税金を払ってくれていた身だったので、
自営業になって、全部自分で支払わないといけない、
しかも家賃収入を得る大家さん業となると
税金の支払い面など、めんどくさくて厄介で大変だそうです。

「建物のローンはありますから、収入が無いと払えない。
 いつも一定の収入ならいいですけど、
 退室があったり空き室が出ると収入が変動しますので、
 そのあとの税金面が増えたり減ったりするので
 そこが苦労しますね」

今までずっとご自宅暮らしで、賃貸暮らしをしたことが無いSさん。
実際に賃貸の大家さん、不動産屋さんのやりとりなどを知らなかったそうです。
ただ、「きちんとしていないと嫌」な性格のため、

「消防点検などの時も、大切なのは、不備を見つけたら、
 大事にいたらないうちに交換していくということなのです」

え?消防点検って、デパートなどの大きな施設だけかと思っていました。
Sさんの場合、アパートと事務所が同じ建物のため、行なわれるんですね。
初めて知りました。

消防点検にも、点検の資格をもった業者さんがやるのと、
消防署の人がくるのとあるらしく、
義務づけられた、提出しなければならない書類や回数など、
いろいろ細かく法規で決められていることだそうですので、
ここでは割愛しますが、

「万が一の場合、あの時ああすれば!という気の緩み、怠りが、
 住んでる皆様、近隣の方々に迷惑をかけ、勿論自分にも返ってきます。
 なにか不備があって指摘された場合、きちんと改善することが大事。
 消防点検は義務ですからね」

さすが、きちんとしている、大家さん~。
なんだか、話を聞いてて、視界がキラキラしてきました♪

Sさんのアパートは最寄り駅から歩いて10分。
割と静かな住宅街なので人気があり、
空き室が続いて困るということは無いようです。

Sさんのアパートは4階建ての、ワンルームと2LDKが
半分ずつある、鉄筋コンクリートの洋風の建物です。

「最初に建てる時に、建築士さんと不動産屋さんに、
 家賃設定は最初から高めがいいよとアドバイスされました。
 はじめに家賃を聞いて、え?!そんな高くていいの?!と
 びっくりしましたが、高い分、建物、設備を
 しっかりしたものを提供すればいいんだよと」

この言葉の意味を、わたしなりに考えてみました。
家賃が安いと、家賃が安いところにしか住めない、
長く働いていない人や、収入が安定していない人、
住居や職場を転々としている人が入居する場合があります。
住居にお金をかける余裕がないと言うことは、
逆に住居空間、建物に感謝の気持ちや愛着を持つことはなく、
自分が住まわせてもらっている、借りているという意識が低く
こんな安いボロアパートなんだから、このくらいいいだろうと、
ないがしろにして、そのまま平気でいる、
使ったもの、借りたものを綺麗にして返すという、
当たり前のことができない方が残念ながら、
中にはいるということなのかもしれません。

うちの編集長は、自分がオーナーであるマンションの
入り口エントランスのポスト付近で、ポスティングされた
広告チラシが、たまに投げ捨てられているときがあると
必ず拾ってゴミ箱に捨て、
エントランスを綺麗にするよう意識しているようです。

「マンションのエントランスは顔。顔が汚れていれば、
 住んでる人のモラルも低いとみなされ、価値も下がる」
と編集長。

一人が、床にそのままチラシを放れば、
後の人も同じように捨てる。何枚も放ってあれば、
自分も同じにしてよいと思い、どんどん床に捨てられた
チラシが増えてゆく、悪循環ですね。

ところが、誰かが一人、きちんと捨てる、
綺麗にすれば、捨てる人は出ません。
でてもいつも誰かが綺麗にするよう心がけると、
綺麗なところに、ゴミを捨てると目立つので、
罪悪感が働き人はゴミを捨てることができない。

同じようなことで、よくいわれるのは、公衆トイレですね。
最初から綺麗なトイレは、汚すと申し訳なく思い、
なるべく綺麗さを保とうとする気持ちが働きます。
ところが、最初から汚いと、汚さに不機嫌になり、
汚いんだから、このくらい汚しても良いや
という気持ちになってしまうものなのです。

最低限のマナーを守る、
モラルを持っている方に入居していただくためにも、
建物や設備がしっかりと行き届いた住居空間を提供し、
お金がかかったぶん、家賃も高く設定されてしまいますが、
頂いた家賃や敷金、更新料で、確実に古くなっていく
消耗品である建物の維持管理にあて、
少しでも長く暮らしやすい環境に整えていくわけですから、
その家賃が払える方を大家さんが選ぶことも
必要だということなんでしょうね。

Sさんは、今のところ、
退去時の敷金返却などのトラブルは無いそうです。
「ちゃんと、敷金からお返しできていますからね。
 1度、更新料を払うことに抵抗がある、住んでもいいけど、
 更新料を払わなくちゃいけないなら、更新しない、という方がいました。
 その方は、契約の時にきちんと、更新料は払うというお話しを
 させて頂きましたし、了承いただいて契約させてもらっているので、
 更新料をお支払い頂けないなら、どうぞ退室してください
 とお伝えしました」

確かに、更新料がいらない、敷金も要らないという所もあるようですが、
退室時にクリーニング代、修繕代などかかると思うんです。
先に払うか、あとでかかるかの違いだと思うんですがねえ。

「大手会社の社宅を仲介するという会社から、社宅として
 借り上げたいと申し出があったんですが、実際に入居する人の
 氏名も連絡先も教えてもらえず、保証人さえもたててこなかったので、
 断ったことがあります。おまけに、仲介会社自体の公的書類を
 出してもらえませんでした。あるのかないのかわからない会社で、
 どこの誰か名前も顔も知らない人に、住んでほしくありません」

こんなところを経由して住んだ方で、
何かトラブルがあったら、たまったもんじゃありませんね。
確かに、そんな、わけわからない怪しい人は困ります。

「不動産屋さんにお願いして、入居者を探してもらっていますが、 
 契約の時には、必ず、行って、立ち会いますよ。
 どんな方か拝見し、うちのアパートに入居するに当たって、
 いろいろとお話をさせていただきます。
 例えば、消防の点検の時に必ず指定の日に
 私も立会いで、お部屋の中を見させて頂きますから、
 そのとき、お仕事などでご不在の場合、鍵を開けて、
 私と消防が室内に入って点検をすることなど、きちんとお伝えします」

借りる人が物件を選べるのは勿論ですが、
大家さんも、勿論、倫理観において、借りる人を選びます。
これは、人と人が同じ居住空間でお互い気持ちよく暮らしていく為にも
必要不可欠なことでしょう。

「うちは比較的高い家賃設定なので、学生さんの一人暮らしはありません。
 たいてい、一人暮らし、引越しを何回か経験している、
 30代のサラリーマン、OLさん、夫婦二人暮らしの方がほとんどです。
 なので、どの方からも
 『今まで何回か引っ越してきたけど、
 今までの大家さんの中で一番きちんとしてる』と言われます。
 他所の大家さんがどうなのか、全くわかりませんが、
 きちんとしていないと、気がすまない性格なので、嬉しいです」

お会いした日、アパートの入居予定の空き室を拝見させて頂きました。

「さっき、不動産屋さんが、見せに来たみたいなんですよねえ。
 こういうときって、鍵を閉め忘れる方もいるんで、
 気をつけないと・・・・」念入りに鍵がかかっているかどうか
確認してから、鍵を開けるSさん。
きっと、こういうところが「きちんとしてる」んですね*

ワンルームのお部屋でしたが、窓が多く、夕やけが入り、
空気の流れが心地よいお部屋でした!

「各部屋窓があるんですが、どの方向からも窓が欲しかったんです。
 同じ側面に窓が並んも、同じ流れですから嫌なんです。
 部屋の中の空気が循環するよう、流れるように、
 どの壁面からも窓を入れてもらいました」

Sさん、こだわりの窓は、決して大きいものじゃないですが、
きちんと光と風を感じられる窓でした。

「なかなか決まらない部屋があったときは、
 どうして決まらないのか考えました。
 前に住んでいた人がエアコンを取り外してしまったので、
 エアコンが無かったからだと気が付き、エアコンを付けました。
 そうしたら、すぐ決まりました。
 キッチンは、まな板を置けるちょっとしたスペースを入れて、
 調理しやすいように工夫しました。コンロは、最初、
 電気コンロだったんですが、結構安かったので最近、IHに変えました。
 住んでる人にも喜ばれました。自分が住むんだったら、
 コレは嫌だなとか不便な点は、なるべくなくすようにしてます」

キッチンは、一見カウンターキッチン風で、
一人暮らしでも、夫婦二人暮らしでも、使い勝手が良さそうです。

「特に女性の方からは人気ありますね。1度入居した方が、
 どうしても転勤で引っ越さなければならなくて、
 凄く気に入っていたからと残念がられて、嬉しかったですよ」

部屋を出るときに、点検していくSさん。
「あー!誰かトイレ使ったなー!」
トイレからSさんの悲痛な叫びが・・・。

みると、洋式トイレの便座が上がっていて、
「消毒済み」の透明の紙が落ちています。

「む~~ん。不動産屋さんだなあ。
 不動産屋さんが、部屋を見せに連れてきて、
 帰りにトイレしていくんですよねえ。せっかく消毒したのに~!」
うら若き乙女のSさん。残念そうに、再度水を流し、
ふたを閉め、消毒済みの紙を元に戻していました。
気持ちは、わかるような気がします。
綺麗にしてあるんだから、使って欲しくないですよね。
というか、使ったら、元に戻しましょう!
特に便座のふたが上がってると一目でわかりますよ・笑
(後日談ですが、Sさんは、わたしをお見送りしたあとに
 再度お部屋に戻って、トイレクイックルで掃除されたそうです。
「消毒済」というのがうそにならないように!
 さすが、「きちんとして」らっしゃる!(涙))

「それにしても、大家さんって、なにもしないで、
 家賃収入だけで生活できて、楽ちんでいいねえ~って
 言われたりしますが、実は結構大変なんですよ~」とSさんは苦笑い。

「大家さんという仕事ははじめてで、
 ちゃんとしているかどうかは自分ではよくわからないのですが、
 うちのアパートも5年経ってるので、
 これからどんどん、いろいろとお金がかかっていくと思います。
 住んでいる皆さんのためにも、ひとつひとつ、
 きちんと目をかけ、手をかけていきたいです」

大家さん業5年目のSさん、なんとも頼もしいお言葉です☆
そんなことを言ってくれる大家さんって、回りにいたかしら?
このレポートの題名でもある、
「きちんとしてる大家さんは好きですか?」
答えは「はい、大好きで~す♪」
こんな大家さんの物件だったら、喜んで綺麗に使いますよ♪

Sさん、とっても貴重なお話しを、どうもありがとうございました☆
これからも、大家さん業、がんばってください!(^0^)/☆

【企画取材】高円寺 蜻蛉玉ばぶるすさん

高円寺の北口、パル商店街にある、「蜻蛉玉ばぶるす」さんは、
高円寺の中でも、お気に入りのお店のうちのひとつです。

落ち着いた色調の木と白い壁。色とりどりのとんぼ玉が並び、
アンティークな小物、蛙や象、ヤモリ、亀、梟などの置き物が、
そこここに顔を出し、目がほころんでしまいます。
店内でかかっている音楽が、外から歩いてきた雑感をぬぐってくれます。

眺め歩くと、ときどき、床の木のきしむ音がします。この音がたまりません。
真夏にお寺に行ったときの、蝉の声と、自分が歩く足音だけしか聞こえない、
あの静寂の中、こころが澄んでゆくのを実感する瞬間が、
ばぶるすさんにはあるのです。


「ばぶるすとは、泡。無常で、よどみに浮かぶうたかたです。
 とんぼ玉は、ガラス玉ですが、作るからには、使命を持っていたい。
 必ず変っていくもので、自分も変るし、そうじゃなきゃいけない。
 ゴールなんてない、あるわけがないんです。
 探究心がなくなったら終わりです。モチベーションを保つこと。
 70歳になっても、学ぼう、
 想像しようという気持ちを持ち続けて行きたいです」

店長の星野雅彦さんは、愛知県出身。

 「小さい頃から作るのが大好きで、考えてばかりでした。
 ダンボール1個出されると、まず考えて、
 えー、これがさっきのダンボール!?
 と驚かれるようなものを作ることが大好き。
 幼稚園の先生に文集で、
  『つくることが大好きな、まー君。考えるのが大好きな、まー君。
   どうぞ、そのまま大きくなってください』
 という言葉を頂きましたが、今でも心に残っています」

どうやら幼稚園の先生の願いが届いたようです。
地元で大工さんを経験後、上京します。

 「そもそもの上京の目的は、文芸の同人誌を立ち上げ、
  バンド活動と、劇団旗揚げでした。
  それぞれで柱となって活動してきた時間が、
  今、現在、とても役に立っています。振り返ってみれば、
  この経験を経たことで、今がある、こうなったんだと思います」

その後、星野さんは、
「シミズ舞台工芸」という、舞台美術専門の会社に就職します。
日本のコンサートの8割を担うという大手の「シミズ舞台工芸」。
有名なアーティストのコンサートなど多数作ってきたそうです。
大工さんの時に培った技術と、シミズ舞台工芸さんで学んだ、
会場設営、舞台制作などが、今のお店作りに活かされていたのです。

 「自分が本当にしたいことは何か疑問に感じ、
 29歳のときにインドへ向かいました。あとから考えれば、結果的に、
 自分が本当にしたいこと、自分の頭の地図の中で、
 ひとまず、自分の居場所を確認することができました。
 そして、次にどこへ行こうかと考え、インド旅行から帰ってくると資金をため、
 はじめは友人とともにインドネシア、インド、タイ、ベトナムなどの
 アジア雑貨の輸入会社をたちあげました。
 そんな中、アジア雑貨のなかのガラス細工、ビーズに特化していこうと決め、
 4年目の2004年にとんぼ玉専門店としてショップをオープンしました。
 アジアのガラスは、織物と同じで、
 それぞれの国の歴史や風土などの特徴があります。
 日本には、江戸とんぼと、現代とんぼがあり、
 現代とんぼは、現代アートとして、可能性があると感じたんです」

お店の中に入ったときの一体感と、とんぼ玉、ひとつひとつの抜群の存在感。
一周した時はみつからなかったのに、二週目で
「あ!こんなのあったんだ!すてき!」とみつかったときの喜びなど、
何度行っても飽きない、わくわくするお店の理由は、
こんなところにあったのかも知れません。

 「2月のリニューアルオープンでは、木工仕事が大好きですので、
 20日間かけ、全部、ひとりで作りました。
 大まかなイメージがあったので、図面などはひきませんでしたが、
 大正時代の建物が好きで、あたたかい感じ、
 薄暗い感じにしたかったんです。和の魂で洋の様式を取り入れる、
 言わば、ウッディーでモダン、シック、アンティークを目指しました。
 木は全部、杉のムクを使ってます。
 加工していない木で、節がいっぱいあるのが好きなんです。
 節の中って、細分化する組織を作っているのが、
 複雑怪奇で面白いんですよ。
 同じ材木で床もテーブルも作りました。竹は高知の虎ふ竹を使っています。
 明治時代からやっている専門のお店があり、ずいぶん探しました。
 壁は、京都のしっくい。扇型にいっきにぬっていくんです。
 このしっくいは、空気の汚れを吸着し分解し続けるんです。
 ですから、ばぶるすは、ずっと空気が綺麗なんです。
 天井は格子を組んで和紙を張って、
 真ん中は飛び石っぽく四角を曲線に並べてみました」

さすが、大工さんとしてお家や、シミズ舞台工芸で舞台を作ってきた星野さん。
たったひとりで全部作ってしまうなんて圧巻です。
天井も作ってしまったというから驚きでした。お店はこれで完成ではなく、
残った廃材で新たにケースを作ったりと、まだまだ増殖・進化中のようです。
星野さんがいいと思った、木、竹などを充分使って作りあげた、
ばぶるすさんでは、千差万別のとんぼ玉が一期一会の輝きで鎮座し、
お店自体が、お客様との出会いを静かに迎え入れてくれます。

 「日本人にはもともと、完成させない、完成させたくない。
 完成したものは壊れる、朽ちてゆく無常のものだから、あえて完成させない、
 という考え方があるんですよ。
 たとえば、お相撲は、昔は神事でした。
 土俵の東西南北の4ヵ所の俵を『徳俵』といって、
 少しだけ飛び出ている部分がありますよね? 
 このおかげで、大逆転が起き、相撲を楽しむ醍醐味に繋がります。
 日本は徳俵のように0か100か…ではない、
 中途半端、あいまいというものに趣をおいてるんです。
 また、法隆寺にあるような、物理的に不均一でも精神的な調和、
 全体としてのバランスを大切にもしています」

このお話を伺ってすぐ浮かんだのが、お寺のお庭です。
京都などの有名なお寺のお庭などは、
見ていても立っていても座っていても落ち着き癒されます。
あのお庭って、全部計算されて寸分狂わず、
考え尽くされて置いてあるんですよね。
どこに何をおくか、どんな角度で、どのくらいの距離で…。
それが凄く当たり前のように、違和感なく生きているんです。
しかも、どの季節でも、いいのです。
その季節に咲く花や植物、風や雨などの天候も
きちんと考慮されて作ってあるお庭。
1日の24時間ですら、朝日の昇り方、時間による日のあたり方、
影の指し方、夕陽を見送るのも、月を眺めるのも、
どれもその一番きれいに見える在り様を、ひとつの庭で、
自分の目、心ひとつで感じることができます。
見てるだけで心が無になる景色。お寺の庭が、苔が、木が、石が、
そのまま空や地中、人の心の中、過去、未来にまで繋がりそうな
永遠を呼び起こし、そのお庭全体が世界のようですね。

 「『家を建てるときは瓦3枚残す』という言葉があるように
 完成していないよと見せることがあります。
 建物は完成した瞬間から崩壊が始まる、
 だから、完成させないことで、壊れないことを願ったんですね。
 また、建物を建てるときは、1本だけ柱を逆さにする伝統があります。
 日光東照宮の陽明門は12本の柱のうち1本逆さで、
 【魔除けの逆柱(まよけのさかさばしら)】として有名です。
 何故、この1本だけを逆さにするのかというと、
 人間、絶対完璧じゃないよ、間違えるんだよ、という意味や、
 やはり、これも「建物はまだ未完成である」とみなし、
 建物が長持ちするよう願ったといわれています」

そういえば、以前、ある設計士さんから
「日本の住宅は、昔は遊びがあった。いい意味でゆとりがあった。
でも、現代になってから、なんでもかんでも、きっちりする傾向がでてきた。
全部釘で押さえつける、締め付けるような…。そのため、逆に、ゆとりがなく、
直接、打撃に脆くなってしまっている」という話を聞いたことがあります。
でも、それは建物だけではなく、
今の日本人のこころの問題にも繋がっているような気がしました。

星野さんのお話を伺って感じたのは、建物のゆとりは
「人間、絶対完璧じゃないんだよ、人間、間違えるものなんだよ」
という発想からきているように思いますし、
今も苦しみ悩んでいる人に知ってもらいたいですね。
贅沢すぎるなんでも叶う豊かな生活の中で、
こんなこともできない、これじゃいけないと、
自分で自分が許せない完ぺき主義ゆえの自己否定を重ねていけば、
その人の良さもどんどん剥がれていってしまい、
生きるのが嫌になってしまいます。
いい加減、不真面目な自己主張は眉唾ですが、
さまざまな状況、心模様を、許す、許さないではなく、
さらりと通り過ぎる風のように、受け流してあげられるような、
広さとゆとりを持ちたいものです。


★今回、家のタネとは別に
「とんぼ玉」の魅力について星野さんに語っていただいたレポートを、
にこにこネットで掲載しております。よろしければ
http://report.2525.net/2007/08/post_f0e1.html
こちらも、一緒にご覧ください!

【企画取材】埼玉県川口市 木風堂さん 

注文家具を手がける、木香家さんにご案内していただいて、
埼玉県川口市にあります「くらしの工芸 木風堂」さんに行ってきました!

木風堂さんは、木の素材や、工芸品などを展示販売し、
年に数回、企画展や、ものつくり教室、自然講座など開催されています。

この、「木風堂」の看板ですが、栗の木で、店主の鈴木常久さんが書いて、
柴田重利さんが彫ったものだそうです!

この日、実は、店主の鈴木さん、熱があって体調がすぐれないということで、
いらっしゃらないかと思っていたのですが、あとからいらして、
木香家さんとお仕事の話をされていました。
わたしは、そのあいまに、少しお話を伺ってきました。

まずは、鈴木さんがいらっしゃる前、柴田重利さんが
工房で作業する前だったので、ご挨拶!

柴田さんの作品。機関車は、レールも全部、木!精巧~!!
石に見えるのは、木の化石だそうです!
どちらにあったんですか?!とおたずねしたところ
「秋田の川にいけば、ごろごろある」
そうなんですか~!木とは思えませんでした!

こちらは、その木の化石を磨いたもの。素晴らしいですね・・・!
この色合い、自然そのものなんですよね、うつくしすぎます。

柴田さんは、小学校に上がる前から
ナイフで木を削ってなにかしら作っていたそうです。

「木はひとつとして同じものは無い。みな、表情が違う。
 趣味で40年以上つくってきた。人が作れないものを作りたい。
 ふくろうも作っているが、ふくろうは、ふっくらとかわいいものをつくりたい」

木香家さんから「滅多にあえない人と会えたんだよ、よかったね~!」
と言われ、目の前の大御所に、あまりたいした質問も出来ず、
見せられた化石や作品に「うわ~♪すご~い♪おもしろ~い☆」
と感激の連続で終ってしまいました・・・。

木風堂さんでは、柴田さんの作品がたくさん展示販売してあります。
詳しくは、こちらをどうぞ↓(木風堂さんのサイトより)
http://www.liqabell.co.jp/siba.html

木風堂さんですが、お店(ギャラリー)そのものが、
伝統的民家建築である軸組工法で創られた、ぎゃらりーでした。
木が組み立てられて、あわさって、できているこの建て方。
一歩中に入ると、柱、梁、天井から木の匂いに包まれ、
外からの光や風が感じられる、なんとも「懐かしさ」あふれる空間でした。

途中、ご夫婦のお客様が何組もいらっしゃいましたが、
みなさん、入り口から入ると「うわあ~・・・」と
天井や中を見渡し明らかに、外と違う空気感に表情がやわらぎ、
この木風堂さんの澄んだ居心地の良さを物語っていました。

わたしが物心ついたときから育ってきた住宅は
「機密性」がありすぎて、なにも逃げていかない、
湿気や空気がたまりこむ、というような構造のものばかりでした。

木風堂さんの建て方だと、暑いときは暑く、寒いときは寒いのでしょうが、
本来、自然はそういうものじゃないでしょうか。
暑くても寒くても、木そのものが、緩和・調和してくれるような気がします。
人と一緒に空気を吸って吐いて、ぬくもりを持っている。
コンクリートの壁だと、跳ね除ける、反射するような冷たさを感じてしまいます。
結露などが、壁をしたたるのを見ると、人がつくったもので
人が首を絞められるような錯覚におちいるときがあります。

「植木、盆栽、建築まで分類が細かく分かれすぎている。
 トータルで木を考えたとき、木がどれだけ、わたしたちの役に立っているか、
 わたしたちの生活に貢献しているか、どこでにも、あたりまえのように、
 ありふれている木のことを、ほんとうに、わかっている人は少ない」

熱が出てても、いらしてくださった、店主鈴木さん。

「木が好きという人を増やしたい。そうすれば、木を大切に、
 大事にする人が増え、環境もよくなる。ウィルスをばらまきたい」

独特の言い方ですが、鈴木さんがおっしゃるには、

「木を植え、育てる、緑を増やせば、二酸化炭素を吸収する。
切っても、家や家具になり、身近で役立つ。
化学物質塗料を使わない自然系塗料を使ったり、金具も出来るだけ
使わないようにすれば、廃棄、焼却しても有害物質が出ない。
こうして100年使える物を作って利用する。使い終わった木は、
焼却して灰になっても手が荒れない石鹸や洗剤として使え、肥料にもなる。
肥料になって土に還り、また植物を育ててくれる。
木は常に循環しているのです。」

目から鱗でした。あまりにも身近にありすぎる木。
ただ身近すぎて、
「木がこんなに、与え続けてくれていること」を知りませんでした。
また、それを知るきっかけも今までとくにありませんでした。

木でものをつくっている人を見ると「凄いな」と思うまでで
木の特製や、その育つ過程、どうやってここまできたかなどは
あまり深く知ろうとしていませんでした。

「自然の中で人間は生かされている。自然が全て。
 石ころに感動するような気持ちを忘れないで欲しい」

人も自然に生かされている。
木はずっと、一緒に生きてきたわたしたちに
どんな形になっても、与え続けてくれています。
わたしたちは、木になにができるでしょうか。
自分の気に入る形になった木を所有して鑑賞したり、
木や植物を植えて育てたり。同じことでも
「わかっていてすること」と「わからないですること」は違いがあります。

日本人は、ずっと突っ走って便利に発展してきたと思います。
周りにある、木や土、水や空気など、あたりまえにある
すばらしい恵みに振り返ることなく、自分のことばかり考えてきました。

ふと立ち止まって、気がつくときがもうきているのかもしれません。

便利はほんとに便利かい?気がついたときには
ほんとうに大切なものが、あなたの周りからなくなっちゃうよ
そんな声が、自分の頭の中でしました。

木風堂さんでは、このたび、「自然の美 木の美会」が発足されました。
木の好きな人、自然をこよなく愛する人、地域を大切にする人、
環境を考える人、手仕事が良いと感じる人を増やし、
それぞれの関心ごとについて自分の思いを語り合える場を
作ることを目的とされています。

年会費は1,000円。
入会記念として、木のさいころセットがもらえます!!
さっそく、わたしも加入してきました☆
(一緒に映っている廃材は、気に入ったので貰ってきちゃいました♪
 ありがとうございます♪)

この木のさいころは、3cm四方でひとつひとつに刻印が打ってあり
とっても可愛いです☆販売してある物は、4個セットで500円です。
ひそかに、数字を0から100まで揃えたい・・・と思ってしまいました*
中には木の一覧表があって、その4個がどの木かわかります。
わたしのは「かや」「せんだん」「はぜ」「にっき」でした☆
個々にひとつずつ、好きなのも買えます!
こういうのを見ると、子供さん、小さなうちから、木のさいころや、
積み木などで木と触れ合う、木で遊んで欲しいなと思いましたね。

この年会費や、木のさいころの収益の一部は、地球温暖化防止活動をしている
NPO法人川口市民環境会議に助成しているそうです。

「木は二酸化炭素を固定しています。木を使い、利用し、身近に置くことで
 地球温暖化防止に役立ち、自然環境を守ります。木に関心を持ち始め、
 木を好きになることは自然を愛し、人を愛することにつながると思います。
 木風堂は、木の好きな人が楽しむ、楽しめる場所です。
 見る楽しみ、使う楽しみ、作る楽しみ、くらす楽しみを提案、提供します。」

店主鈴木常久さん、お熱があって具合が悪いときに、
どうもすみませんでした、そして、ありがとうございました!
また改めて、編集長と車で遊びに行きます!

木風堂さんのお隣は、川口市立グリーンセンターという
自然いっぱいの公園です。
地域の幼稚園や小学校のハイキングコースでも有名だそうです。
是非、ご家族皆様で、どうぞ遊びにいらしてください。


木風堂 http://www.liqabell.co.jp/
〒333-0834 埼玉県川口市安行領根岸2244-3  TEL048-299-9539 
営業時間  11時~日没まで 
営業日   金、土、日  
準営業   水、木
加工、木工講座、仕入れ等のため閉めている場合あり。
確認お問い合わせください。
月、火    休み
交通/鉄道
      地下鉄南北線直通 
      埼玉高速鉄道「新井宿駅」下車①番出口より徒歩15分
  /車  東北道浦和インターより約15分
      首都高速 新井宿インターより約2~3分
  /バス JR川口駅東川口から⑨番乗り場
      「戸塚安行駅」「東川口南口行」 グリーンセンター入口下車100m


【企画取材】ギャラリーブリキ星さん(東京・西荻窪)

西荻窪にある、ギャラリーブリキ星さんは、わたしが大好きなギャラリーです。
作家さんの企画展(ギャラリー)と、常設展(店舗)の2本立て運営をされています。

ギャラリーブリキ星の店主、加川さん。20年前から古いものを見て集めていく趣味がありました。53歳のときに、突如、自分はこのままでいいのか、自分を削る、削ぎ落としたいという気持ちに突き動かされ、2年後に会社を辞めることを宣言。この2年でいろいろな準備をしていきます。

いろいろ考えた結果、趣味の延長線はやりたくない、新しい作家さんをどんどん紹介していく企画展と、店舗の形態にすることに決め、

人が来る様な場所で、大勢の人に来てもらう方向でいくのか。人が来ないような場所、閉ざされた廃屋のような環境で限られた人数だけ開放していくのか。

まだ、決めかねていた加川さんは、状況によって様子を見ようと、借りる事も、買うことも視野に入れて物件探しをしてゆきます。

そうしたなか、西荻窪にある古い呉服屋さんと出会います。ここをリフォームしてギャラリーにしよう!借りて毎月家賃を払うのに、売り上げと家賃と存続で悩むより、買うための借金をしても、家賃がかからない方がいいだろうと考えたのでした。

早速、業者に見積もりを依頼します。ところが、リフォームをしても、新築と変らない金額がかかること、そして、そのくらいのお金をかけても、満足はいかないだろうという結果だったのでした。

仕事を辞めて、走り出してしまった。先に進むしかないと、都内に御住いだった御家を売って、この土地を買うことに。絵描きのお友達さんが紹介して下さった建築家さんと新しくギャラリーを建てるための、話し合いが始まりました。

まずは、建物を壊し、建築家さんとプランを出し合います。加川さんの中に、自分では、とうてい、かっこよい機能的な建物はつくれない。けれど、統一された完成してしまった隙のないものは苦手、という意識があったようです。

「小屋のような「未完成」をテーマに、自分自身がいて、心地よい場所にしたい」

この点を重要視して、具体的な形にするために、週1回3時間、50時間・・と議論を積み重ねます。壁、床、段差に至る、ひとつひとつまで、気が遠くなるような長い時間をかけて、案を出してすりあわせ、修正してゆく作業が続きます。

壁は、コンパネの上から左官屋さんに塗ってもらい、釘を刺したり抜いたりしても穴が目立たないように工夫してもらっています。木材は、山小屋がイメージなので、杉と松を。トタンの屋根は、アルミメッキ加工してあり、雨の日でも、雨音が伝わってまた別の一面を見せてくれる空間へと変りました。

吹き抜けになっている天窓スペースは上があいている事によって、空気が流れ、広く感じます。時間の変化とともに入る日の光と、夕刻に灯るライトの点燈も楽しめます。

「自分の居場所、自分が座っていて、お客様も座ってお話したり、お茶を飲んで頂いたり、展示スペースとしても使える畳の空間、ここは最初から、こうしようと思っていました」

加川さんのお気に入りの、加川さんがいらっしゃる畳のスペース。天窓スペースと、畳の空間は、今思えば、ブリキ星さんになくてはならない場所であり、ここがあるから、観に来た方が、静かに、ゆっくりと、座ってお茶を飲んだり、加川さんのお話を伺いながら、ギャラリー内を見渡して、また違った角度から、光や作品を感じることが出来るのです。

「いかにコストをおさえるかという点もあり、想像よりかかってしまって、苦労したけど、こういう空間だから、こういう展示会ができた。こんなふうに、作家さんが来てくれた。建築家さんのおかげで、この空間ができた。建て終わってしまうと、建築家さんとは、絶縁状態になってしまうこともあると聞きますが、お客様をお連れ下さったり、良好な関係を続けさせて頂いています」

ギャラリーブリキ星さんは、OPENして丸6年になります。常設展、企画展と、作家さんの作品や展示する物によって、たえず、風景がかわる空間です。ギャラリーとしての建物は同じなのに、一歩中に入ると、そこに広がる展示空間はいつも、違うのです。この清々しいくらいの気持ちよさは、1度でも行ったことのある人にとって、きっと忘れられないものとなるでしょう。

最後に、ブリキ星さんでも展示会を開催、絵を展示している作家の神保健城さんより、作家さんから見た「ブリキ星さんの魅力」をお聞きしましたので、ご紹介させていただきます。

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ブリキ星さんの魅力は言葉に出来ない感じる部分が多いのですが、初めて行ったときは常設展の時で、数多の骨とう品、いろいろな作家さんの、陶器作品などが置いてありました。

ギャラリーのなかに初めて入った瞬間に、その狭くて広い空間性に魅力を感じ、できうるならば自分の絵を飾りたい!と思い、オーナー加川さんに打診をしたところ、置いてもらえるようになり、そして幾つかの作品が売れてゆきました。

売れた時に思ったのは、自分の作品が云々とういうだけでなく、ブリキ星という場所の静寂した空気と、オーナー加川さんの、押し付けがましくない、ゆったりした人柄の影響があると思いました。

西荻窪の駅から近くはないけれど、時間をかけて行ったとしても、必ず何かしらの発見や出会いのある、魅力的で素敵なギャラリーだと思います。
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ブリキ星さんは、いつだって受け入れ、与えてくれています。目、耳、肌、五感で、「自分が今、ここにいるということ」を感じて頂きたい、そんな気持ちになるギャラリーです。


■ご参考(ブリキ星さん関連記事)

 ・高橋正子展レポート(にこにこネット)
   http://report.2525.net/2007/05/post_2109.html

 ・内海満昌展レポート(にこにこネット)
   http://report.2525.net/2007/04/post_2de6.html

 ・常設展レポート(にこにこネット)
   http://report.2525.net/2007/02/post_b260.html

 ・ギャラリーブリキ星
   http://members.jcom.home.ne.jp/burikiboshi/